残暑のシーズンに聴きたい上質・クラシック……アールアンフィニ・レーベル オススメ紹介
すぐれた日本人アーティストの作品をこだわりの高音質でお届けする人気レーベル、アールアンフィニの第4弾(6タイトル)が本日配信開始となりました。
去る8月7日には第3弾(10タイトル)が配信開始。ピアノからアンサンブルまでバラエティ豊かなラインナップのなかから、特にハイレゾ・ファンの皆様におすすめしたいアルバムをピックアップしてご紹介します。残暑厳しい時期、一流の録音&演奏に耳を傾け、疲れた心と身体を潤してみませんか?
クラシックのスタンダード・ナンバーをチェロ&ピアノの上質なアレンジで
ショパンの「別れの曲」、リストの「愛の夢」、映画『サウンド・オブ・ミュージック』から「マイ・フェイバリット・シングス」……クラシックや映画のスタンダード・ナンバーを、チェロとピアノの上質なアレンジでお届けします。アレンジはすべてピアノの塩入俊哉が担当。大人の心に沁みる繊細で抒情的なトラックの数々は、夏の夜、お酒を飲みながらのBGMにもぴったり。「今までにないチェロの小品集を」という古川展生の心意気が隅々まで感じられるアルバムです。
『ジェントル・ソウルズ』
古川展生(チェロ) /塩入俊哉(ピアノ)
古川展生のチェロをもっと聴きたいという方はこちらを。「チェリスト自身が感じたものをいかに表現し伝えていくかが大切」……古川が研究を重ね、丁寧に紡ぎあげるバッハの無伴奏の世界をご堪能ください。
『バッハ: 無伴奏チェロ組曲(全曲)』
古川展生(チェロ) ※2枚組相当
これぞ憧れの「父娘共演」……音楽の名門一家がおくる華麗なアンコール・ピース
世界的フルート奏者、工藤重典の音楽活動50周年を記念したアルバムのなかの1枚。フルートの自然かつ豊かな響きに寄り添うのは、愛娘の若き実力派ピアニスト・工藤セシリア。父と娘が仲睦まじく、互いの音楽性に敬意を示して対等に会話しあう様子は、世のお父さんをちょっぴり羨ましい気持ちにさせるかもしれません。ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」、ドヴォルザーク「ユーモレスク」、モンティ「チャルダーシュ」など、聴きなじみのあるアンコール・ピースを集めた華やかな曲集です。
『アンコール – 珠玉のフルート名曲集』
工藤重典(フルート)/工藤セシリア(ピアノ)
もう1枚の50周年記念アルバムはこちら。音楽は「風のように聞こえてくるもの」であると語る工藤重典が、ウィーンにゆかりの深い作品の数々を、そよ風さながらのナチュラルな呼吸感で演奏しています。
『ウィーンの薫り – フルート・ソナタ集』MECO-1029
工藤重典(フルート)/工藤セシリア(ピアノ)
工藤セシリアのソロ・アルバムはこちら。生粋のパリジェンヌである彼女がもっとも敬愛する作曲家・ドビュッシーの名曲の数々を収めています。
『オマージュ・ア・ドビュッシー』MECO-1023
工藤セシリア(ピアノ)
ヴァイオリニストの「組長」が率いる男たちの競演!
クラシックの世界、「団」は数多あれど「組」を名乗るアンサンブルは滅多にないのではないでしょうか。「組長」ことヴァイオリニストの石田泰尚が、自身のお眼鏡にかなった男たちを集めて結成したのがこの硬派な弦楽アンサンブル「石田組」。大胆不敵なのはネーミングとジャケットだけではありません。ディープ・パープルにはじまり、U.K.、レッド・ツェッペリンを経てレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲」でクライマックスを飾る(!)という予想のつかない構成ながら、通し聴きすると、彼らの筋の通った音づくりの美学に敬服すること間違いなし。男が惚れる男の演奏をガッツリと魅せてくれる異色の名盤です。
『THE 石田組』MECO-1041
石田組/石田泰尚(ヴァイオリン)
残暑厳しい時期に聴きたい、2種類のハープの涼やかな響き
ゴージャスかつ涼やかな響きのハープは、ハイレゾ・ファンに大人気の楽器。本アルバムでは、絢爛たるグランドハープ(トラック1~4)と、涙が出そうなくらいにかわいらしい音を奏でる世界最小のハープ「サウルハープ」(トラック5~16)の2種類を平尾祐紀子が奏でています。パッヘルベルの「カノン」、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」といったおなじみのクラシックに加え、「ふるさと」「見上げてごらん夜の星を」など郷愁をかりたてる日本の名曲を収録。厳しい残暑を経て秋に向かう季節にぴったりの、清涼感と安らぎに満ちたアルバムです。
『華音 KANON』MECO-1035
平尾祐紀子 (ハープ)
★アールアンフィニ・レーベル配信第3弾!女性奏者3人の相性抜群トリオ「椿三重奏団」インタビュー~